あまりにも意地悪な神様は、とても残酷すぎるので、せめてぼくは「猫になりたい」を歌った。
いつものように午前5時48分に目覚めた。 お蒲団から出て、 まずぼくがすることは、 日記に「午前5時48分起床」 と記すこと。 そんな、ほんの60秒間のあいだに 奇跡が生まれる。 iPhoneが鳴る。 LINEが届く。 滅多に連絡をくれない女の子。 いまぼくが世界でいちばん好きな女の子。 こちらか... 続きをみる
あまりにも意地悪な神様は、とても残酷すぎるので、せめてぼくは「猫になりたい」を歌った。
いつものように午前5時48分に目覚めた。 お蒲団から出て、 まずぼくがすることは、 日記に「午前5時48分起床」 と記すこと。 そんな、ほんの60秒間のあいだに 奇跡が生まれる。 iPhoneが鳴る。 LINEが届く。 滅多に連絡をくれない女の子。 いまぼくが世界でいちばん好きな女の子。 こちらか... 続きをみる
さいきんほぼ週に一回、 多いときは週に二回通う、 近所のファミリーレストラン。 ホールを担当するパートさんに、 ひとり好みの女性がいる。 なるべく声を掛けるよう努力しているのだが、 なかなか顔を覚えていただけない。 今週は今日で2回め。 横断歩道を渡り、店のまえに着く。 彼女が外を向いて、 窓ガラ... 続きをみる
昨日、ギリギリなんとか定時で作業が終わった。 しょうじき「これは間に合わないだろう」と思った。 自分の持ち場の近くで、手間の掛かる作業。 目のまえには、手付かずのたくさんの商品。 あきらめたくはないけれど、 「終わらないよね、これ」とうんざりした気持ちにさせられる。 そんなとき、ぼくの視界の右側か... 続きをみる
「おはよう」と声を掛けたんだ。 「えっ!?」って声がしたんだ。 立ち止まって振り返り、 もう一度「おはよう」と云った。 振り向きざま笑顔で、 「おはよう」と笑ったね。 笑顔だったんだ。 笑顔だったよね。 笑っていたんだ。 笑っていたよね。 それだけで、しあわせな気分になれる。 安上がりかな? コス... 続きをみる
朝から素敵な予感がした。 「おはよう」と話し掛けたら笑顔。 今日のポジションについて。 「あの場所好きなんです」と。 「どうして?」と訊いたら。 「だって、すぐお手伝いに行けるじゃないですか」って! 思わずアタマを撫で撫でしたくなった。 思い切り抱きしめたかった。 もちろん、たくさんの同僚のいるま... 続きをみる
涙脆過ぎて困る44歳。 バツイチ。 もうすぐ結婚から20年。 さらには離婚から20年。 ちなみに、 アイドルファン歴30年などと公言しているけれど、 じっさいにレコードを買ったり、コンサート会場に足を運ぶようになったのは、 ほんの15年くらいまえから。 あれ? 独身生活と、アイドルファンって重なる... 続きをみる
DVDを借りる際に、原作コミックもレンタルした。 あいにく『アオハライド』は貸し出し中だったので、 『ストロボ・エッジ』と『好きっていいなよ。』を1巻ずつ借りた。 どちらも面白かったので、 引き続き2巻から6巻まで借りた。 今日、病院の待合室で読もうと 『好きっていいなよ。』を持って行った。 いつ... 続きをみる
まだまだ続く、少女漫画が原作の 青春恋愛映画を見る日々。 恋と友情に揺れ動く、 男の子と女の子。 泣くとか号泣というレベルではなかったけれど、 この作品もよかったなあ。 地味でともだちのいない女の子。 学校一モテる男の子。 一見不釣り合いに思えるようなふたりの恋愛。 ひとづきあいが苦手な彼女にも、... 続きをみる
こういう恋とか友情を描いた青臭い物語が大好き。 つまり「青春」と呼ばれるジャンル。 男の子も女の子も不器用で、恋愛に不慣れ。 同時に友情なんて照れ臭くて、 熱くなることを恥ずかしがっている。 そこに風穴を開ける、ちょっとおどけた男子。 じつは誰よりも傷つきやすいくせに、 親友や、大好きな女の子に対... 続きをみる