『アオハライド』を見て泣いた。

こういう恋とか友情を描いた青臭い物語が大好き。

つまり「青春」と呼ばれるジャンル。


男の子も女の子も不器用で、恋愛に不慣れ。

同時に友情なんて照れ臭くて、

熱くなることを恥ずかしがっている。


そこに風穴を開ける、ちょっとおどけた男子。

じつは誰よりも傷つきやすいくせに、

親友や、大好きな女の子に対して道化を演じてみせる。


親友は、その友情をわかっているし、

女の子も、恋愛感情に気付いてしまう。


その結果、ふたりはほんとうのキモチに素直になり結ばれる。


泣きながら、無理に笑顔を浮かべて祝福する男の子。


痛い。

痛々しい。

そんなことは自分がいちばんわかっている。

でも好きだから、そうせざるを得ない。


誰に感情移入するかは観るひとによるだろう。


そしてぼくはと云えば、どのキャラクターにも自分を投影してしまう。


永遠片想い温存協会。

いかにもロマンティックでセンチメンタルなぼくにぴったりの団体だ。